12月21日、衛生看護科3年生が「事例発表会・実習で学んだことの発表会」を行いました。
生徒たちは高校生としてではなく、看護学生として学んだことをしっかり考察し堂々と発表しました。
皆の「このような観点から今回私が行った看護は適切であったと評価します」という言葉が印象的でした。
発表内容の詳細を述べることはできませんが、本当に心身ともに厳しい実習ををよく乗り越えたと思います。
11月に戴帽式を終えたばかりの2年生も見学し、一年後の自らの姿と重ね、勉学への心構えを新たにしました。
本校では、個々の事例についての「抄録」(内容の要点を抜き出してまとめた文章)は手書で行うよう指導しています。
PCを用いてテンプレートに打込むことも可能ですが、患者様から学ばせていただいた事は自らの手で誠実に記すべきです。
ペンでの手書きは訂正が容易ではないため、一字一字慎重かつ丁寧に記載するという経験も看護教育の一環と考えます。
また発表会には、生徒をご指導いただいた各実習病院から看護師の先生が12名ご出席下さいました。
初めは患者様に話しかける事をためらい、手技も知識もまだまだだった実習生の成長に目を細められました。
発表会終了後、生徒たちは久しぶりにお会いする各病院の実習指導の先生を、嬉しそうに懐かしそうに囲みました。
ご多忙にもかかわらず、ご出席・ご指導下さりありがとうございました。
事例発表会を終えた生徒たちは、いよいよ2月に行われる准看護師試験に向かって全力を尽くします。
クラスメイトとは競い合うのではなく、支え合い励まし合って同じ目標に向かって進みます。
未来の看護を支えるために例年通り全員合格を目指して頑張る高校3年生です。
今後とも皆様のあたたかいご支援ご鞭撻をお願い申し上げます。