愛国中学高等学校では、以前からインフルエンザやノロウイルス等の感染症対策を行っています。
秋が深まる頃には家庭連絡を配付し、校内でもうがいや手洗いの励行・換気の徹底を行って来ました。
生徒の自覚・ご家庭のご協力・教職員の指導により、毎年インフルエンザに罹患する生徒はごく少数です。
学校での手指のアルコール消毒推奨は、2009年の新型インフルエンザH1N1流行がきっかけでした。
その後間もなく各昇降口に数か所ずつ消毒用アルコールが常時設置され、現在も継続しています。
約8年前にお配りした家庭連絡の第7番目の項目には、すでに以下の注意が記されています。
「朝学校に着いた時や食事の前には、備え付けのアルコール消毒薬や石鹸で手を清潔にしましょう」
冬季の昇降口には、インフルエンザとノロウイルスともに効果を発揮する消毒薬を設置しています。
これはウイルス・一般細菌・真菌などの微生物に作用する薬剤で、エタノール濃度は76.9%~です。
現在の昇降口は、広範囲の微生物に対して持続的な消毒効果があるアルコール製剤が置かれています。
もちろんCOVID-19への効果もあり、手指の荒れ防止に配慮された製品で、エタノール濃度は72.3%です。
先週から6時間の授業が開始され、生徒は教室で昼食を摂ることになりました。
もちろん皆さんは座席の間隔を保ち、静かに前を向いて粛々とお食事をしています。
学校も教室のテレビでクラブ紹介などの映像を流したりし、楽しめる工夫をしています。
今回、昼食の開始に合わせてすべての教室に専用のアルコール製剤を設置することにしました。
食品添加物のアルコールを使用したものでエタノール濃度は67.%ですが、一定の効果が期待されます。
食事の場で使用するため、食品の品質保持や機器類の衛生維持にも使用する中性の薬剤が安全と考えました。
もちろん食前の手洗いは各階の自動水栓洗面台の薬用石鹸でしっかり行うことが基本、ということに変わりありません。
今後も学校医・看護科や家政科(調理師養成施設)の医師講師・養護教諭などと協力し、安全安心に務めたいと思います。