あいこく便り

🍑桃の節句の準備をしました🍑

暦の関係で、今年の👹節分👹は124年ぶりに2月2日になりました。

お昼休みに なでしこ保育園の5歳児の皆さんと福の神が職員室へ豆まきに来てくれました。

「おには~そと!ふくは~うち!」の元気な声と、巫女鈴の音も清らかな福の神登場で、悪霊退散。

そして、例年より一日早い2月3日の立春に昇降口の雪のシールをお花に替え、校内にお雛様を飾りました。

小さい3段飾り・階段のシールの他に職員室前には本格的な親王飾りが置かれ、女子校らしい華やかな雰囲気になりました。

 

雛まつり・桃の節句は 中国の「五節句」と宮中節会とが融合した行事の一つ【上巳・じょうし】が元になったとも言われます。

他の五節句は【人日・じんじつ(正月7日)】【端午・たんご(5月5日)】【七夕・しちせき(7月7日)】【重陽・ちょうよう(9月9日)】

9月9日は菊の節句、1月7日に無病息災を願う七草がゆ、こどもの日や七夕まつりなど、私たちの日常生活にも深く根付いています。

 

古典の教科書には、若紫が部屋いっぱいにお道具を広げて雛(ひいな)遊びをする『源氏物語「紅葉賀」の一場面が採用されています。

源氏に見立てた小さな人形にきれいな着物を着せて喜ぶ幼き日の紫の上、お人形さんごっこは1000年の伝統なんだなと微笑ましくなります。

 

曜日に関わらず毎年3月3日・桃の節句は愛国高等学校の卒業式、お雛さまは それまで生徒を見守り続けます。

ひな人形に込められた【災いを祓い子供の健やかな成長と幸福を願う】という古の人たちの心を大切に受け継ぎたいと思います。