愛国中学高等学校は、中間試験期間に入りました。
4月・5月の家庭学習期間、6月1日から分散登校、6月15日からは全校が登校しての6時間授業。
6月第1週第2週は学年毎に午前午後、それぞれ3時間ずつの特別時間割・1時間は40分の短縮でした。
6月15日からは9時にクラス朝礼・その後40分授業を6時間となり、みんな活き活きと勉強しています。
昨日から受験科目数の多い学年・学科が、今日からは中学高校の全科が、中間定期考査です。
(衛生看護科3年生は臨地実習に向けての校内演習・実習準備で6時間授業です)
残念ながら今年度の第1学期は例年通りの授業時数が確保できず、また1時間も10分短縮しています。
とは言え、試験範囲は短くても、生徒はもとより教える側もここまでの学習の成果を確認すべきだと思いました。
本校では年間5回の定期考査を、60年続く伝統の「無監督」で行っています。
先生の監督がなくても不正行為をしないという、校訓「親切正直」実践の場でもあります。
教職員は問題用紙・解答を配付し、5分間不備の有無などを確認して教室から出て行きます。
生徒の体調確認や、答案用紙が風で飛んだ…などがあると困るので、中間で教室を見に行きます。
問題を作成した教科担当が質問を受けるため各教室を回りますが、回収までほとんど無監督です。
監督者があるとすれば自分自身の「良心」であり、一緒に試験を受ける級友との「信頼関係」です。
もちろん教職員は無監督試験が始まって以来60年、生徒の皆さんを全面的に信頼しています。
「無監督試験」には実際に受験した生徒でなければわからない独特の雰囲気・空気感があります。
清々しさ・緊張・信頼関係の実感・達成感・心細さ・落ち着き…今年の新入生はどんな感想を持つのでしょう。
一つ共通することは、机を並べる友だちも、もちろん自分自身も、信頼に値する人なのだと実感できる嬉しさです。
今日も無事に一日が終わりました。
図書室に残って勉強したり、職員室前のロビーで先生に質問している生徒もいます。
明日は最終日、結果も受験態度も満点!目指して頑張りましょう。