本日午前9時から「赤坂四川飯店」オーナーシェフ・陳建一先生をお迎えし、中国料理講習会を行いました。
本校家政科は調理師養成施設に指定されており、3年生になると著名な先生を特別講師としてお迎えしています。
陳先生は平成8年度(1997年2月3日)から23年にも亘り、生徒たちにに本場の四川料理をご教授下さっています。
今年もお店からお持ちいただいた貴重な香辛料を惜しげもなくお使いになり、4品を教えて下さいました。
特に先生のお父様の陳建民先生が初めて日本に紹介なさったという、伝統の「陳麻婆豆腐」は絶品です。
四川料理の特徴の「麻辣(マーラー)」は、中華山椒(さんしょう)の花椒と唐辛子による独特の味付けです。
「麻」は花椒(ホアジャオ)の舌がしびれるような辛さで、「辣」は唐辛子の舌がヒリヒリするような辛さです。
もちろん香辛料を大量に入れただけの大辛ではなく、風味もよく旨味たっぷりの癖になるおいしさです。
幸せなことに示範で先生がお作り下さった陳麻婆豆腐を全員が味わい、本場のしびれる辛さに感動しました。
とはいうものの、お店と違う女子高生バージョン・香辛料はかなり抑えたマイルドなマーボーでした。
実習が始まると先生とアシスタントの先生で各調理台を回って丁寧にご指導下さいました。
さらに陳先生は『炎の麻婆豆腐』のカラオケCDをお持ちになって歌まで大サービス、これがまた最高です。
真剣な講習会ですが、先生のお人柄で調理室のあちこちでは生徒の楽しそうな声が響いていました。
陳先生にはご多忙にもかかわらず毎年快く講師をお引き受け下さり、感謝いたしております。
近いうちに「陳先生のとっても素敵なお話・大雪の日に…」をブログに掲載します。
10年ほど前の事ですが、読めばさらに陳先生尊敬すると思います。