愛国高等学校の衛生看護専攻科は「高等学校卒業」と「准看護師資格取得」が入学要件です。
ほとんどが愛国高校の衛生看護科から進学しますが、医師会等の准看護師養成施設を卒業した社会人の入学も可能です。
専攻科2年生は2月14日に受験した国家試験の合格発表が行われる3月末を心待ちにしながら、明後日の卒業式に臨もうとしています。
今日は学校医・医師講師に連絡し看護師資格を持つ看護科教員の指導の下で、いよいよ最後の実習、注射です。
事前に全員が同意書を提出し、生徒同士がお互いにビタミン剤(アスコルビン酸)の筋肉注射と静脈からの採血を行います。
学内実習で何度もモデル人形を使って練習を重ね、針を刺す角度もシリンジポンプの扱いも学んでいますが、さすがに緊張感が違います。
教員も患者役で採血等に臨み生徒の技術を確認(画像の採血跡参照)、当然の事とは言え今年も安全無事に実習を完了し、全員合格。
卒業生は助産師学校進学の約1割を除き、全員が順天堂大学附属病院や日本医科大学病院・実習病院などへの就職が内定しています。
厳しい時代に医療現場へと歩みを進める新人ナース、それぞれの病棟でさまざまな診療科で新しい力となり明るく元気に活躍するよう願っています。