愛国高等学校家政科は、厚生労働省から【調理師養成施設】に指定されています。
家庭科の授業では、調理師国家試験の受験科目に相当する専門科目の単位を修得します。
座学の他に規定の時間数の調理実習を行うことにより、技術についても習得したものとみなされます。
家政科卒業生は、卒業後の申請によって全員が都道府県知事から【調理師免許状】が下付されます。
1月21日、家政科3年生が公益社団法人全国調理師養成施設協会主催の筆記試験【技術考査】を受験しました。
今年は新型コロナウイルス感染症対策による休業要請や40分授業・放課後の補習時間短縮など、厳しい条件でした。
感染症関連であっても救済措置は受験料返金のみで再試・追試等が行われないため、健康管理にも万全を期しました。
技術考査の合格者は「専門調理師・調理技能士」を受験する際の学科試験免除、実技試験のみとなります。
ただし受験資格は調理師養成施設を卒業する年度の1回のみ、「残念。じゃ、また来年ね。」がありません。
そして、本日2月25日の午前中、待ちに待った合格証書が宅配便で届きました。
急いで包みを開けて合格者名簿で氏名を確認し、立派な合格証書の枚数を数えました。
合格証書は在籍分、厳しい状況下で受験した【椿組・桐組】は今年も伝統の全員合格でした。
感染症対策で1クラスを20名程度とするため、学校再開の6月1日から2クラスを3つに編成替えし授業を行っています。
【椿】・【桐】・元のクラスから別れた通称【つばきり(椿桐)】の皆さん、お友だちと教え合い助け合って本当によく頑張りました。
毎年全員合格と言っても5つの専門分野から出題される難問で、しっかり対策を立て地道に勉強しなければ結果は付いてきません。
生徒を支えて下さったご家族、丁寧に指導なさった家政科の先生方、応援して下さった学年の先生方、ありがとうございました。