季節がすっかり逆戻り、冷たい冬のような寒さで始まった4月の新年度です。桜の開花も少しお休みですが、人間はお休みできない方も多く、月日は進んでいきます。お子さまたちは進級し、ご家庭の方にも新しい環境となった方もいらっしゃると思います。子育てにおいても新しい環境や時には挑戦!もあるかもしれません。
お子さまたちにとって、新しい環境は不安や戸惑いがあると思います。慣れるまで人それぞれですが、安心して生活が出来る様になるまでサポートが必要です。例えば毎日のルーチンを作ると安心感を持って生活できると思います。なるべく生活のリズムややることを崩さずにできるといいですね。
また、新しい環境に適応するために、親と子のコミュニケーションも欠かせません。お子さまの気持ちをしっかり聞く事も大切です。「今日はどうだった?」と聞くだけでなく、お子さまが話やすい語りかけをしていきましょう。例えば「今日の遊びは何だった?」「その中で一番楽しかったのは何だった?」など具体的な言葉掛けは有効です。お子さまが話しやすい雰囲気を作っていきましょう。言葉がまだわからない0歳児や1歳児でも語り掛けは大事ですので、笑顔を添えてたくさん話かけてみてください。
更に、出来ればポジティブな言葉を選ぶといいと思います。ポジティブな言葉はお子さまたちの「挑戦する気持ち」を後押しすることが多いです。少しでも出来た事には「頑張ったね!」「さすがにお兄さん(お姉さん)になるとすごいんだね!」「次も一緒に頑張ってみようか!」など言葉をかけてみてください。生まれてまだ数年です。できなくて当たり前が少しでも出来ることにポジティブな言葉がけをすることで更に挑戦する気持ちになると思います。
そして、最後に「十分な休息と遊びの時間」が必要です。保育園では「よく食べ・よく眠り・よく遊ぶ」が4月の目標と言っても過言ではないくらい、どこのクラスもまずは慣れていくには大事な3つかなと思います。この3つはお子さまだけでなく、ご家庭の皆様にも必要です。(大人の皆さんは「遊ぶ」は「好きなことをする」に置き換えると良いと思います)お休みの日の過ごし方はそれぞれと思いますが、まずは体を休めること。そして食事はみんなで楽しく召し上がってください。みんなで食べることは心を豊かにする要素もあります。それから好きなことをしてリフレッシュを忘れずに。大人が元気でいなければ、お子さまも元気になれませんので一緒に休日を楽しみましょう。
新年度は色々なハプニングもありますが、もし困ったことがありましたら、一人やご家族だけで悩まず、地域の皆さんに助けてもらいましょう。通園なさっている保育園・幼稚園や内科医、子育てひろばなど、相談に乗ってくれるところはたくさんありますので、安心して相談してみてください。
楽しい1年になるように笑顔を忘れず頑張っていきましょう!
(園長・子育てアドバイザー 森田)
まだ肌寒い日が続きますが、もうすぐ暖かな春が訪れますね。春になると草花は色とりどりになり、眠っていた生き物たちも目を覚まし、自然は豊かになっていきます。そんな春には散歩に出かけて花や虫を見つけたり、季節の移り変わりを感じたりすることができます。春の自然に触れると、自然界への探求心や自然は美しいと思う感性を育むことができます。発見や探求することの楽しさを知ることもできます。また、幼児期から草花や小さな生き物に触れるという自然体験は五感を刺激し、好奇心をはぐくみ、豊かな感受性の発達を促す基本的な要素です。生き物と直接触れるなど、自然と関わることにより、子どもたちはさまざまなインスピレーションを感じていくことができます。そこで春の自然に触れながら楽しめる春の遊びを3つ紹介したいと思います。
1つ目はシロツメクサの冠作りです。昔ながらの素朴な遊びですが、出来上がりがかわいらしく、子どもたちにも大人気な遊びです。シロツメクサは日当たりが良く水はけがよい場所を好み、空き地や土手、公園などさまざまな場所で見ることができます。まずはシロツメクサをたくさん摘んでいきます。茎が長いほうが結びやすいので、シロツメクサを根元から引き抜くようにすると良いかもしれません。2本のシロツメクサを垂直になるように重ねます。縦に置いたシロツメクサに横置きの方を巻き付けていきます。この工程を繰り返していき、好きな長さになったら編み終わりを編み初めに巻いてまとめたら完成です。繋げる長さによって冠だけでなく、ブレスレットやネックレスなどさまざまなアクセサリーを作ることができるので、ぜひかわいいアクセサリーをたくさん作ってみてくださいね。
2つ目は色水遊びです。さまざまな植物が花を咲かせる春の季節におすすめの遊びです。美しい花の色合いを感じられるものなので、子どもたちにも春の豊かな自然を感じてもらうことができます。まずはお花を適量水と一緒に保存袋の中に入れて密封します。次に、保存袋に入れたお花を面棒などでつぶしていきます。お花がつぶれてくると水が色づいていきます。お花をぎゅっと絞りつつ、水をコップなどの容器に入れたら完成です。使用するお花は、桜やスミレ、チューリップなどの春に咲く花を使ったり、パンジーなど色の濃い花を使ったりするのもおすすめです。しかし、道端に咲いているお花は勝手に摘んではいけないので、地面に落ちている花びらなどを拾って使用してみましょう。色水遊びはさまざまな色のお花を使って色の違いを楽しんだり、ほのかにお花の匂いがするので香りの違いも楽しんだりすることができます。作った色水を使って絵をかいたり、紙や布を染めてみたりと、色々な楽しみ方ができます。
3つ目はダンゴムシ探しです。子どもたちに大人気のダンゴムシ。春になると繁殖期を迎え、ひとつの場所でもたくさんのダンゴムシを見つけることができます。公園など自然がある場所で葉っぱの裏や石の下などを覗いてダンゴムシを探してみましょう。指で触れると丸くなったり、コロコロと転がったりする様子を観察して、ダンゴムシになりきって遊んでみるのも面白いです。保護者の方の中には虫が苦手な方もいらっしゃると思います。そういった場合には直接虫には触れなくても子どもたちが見つけた虫を一緒に観察したり、「すごいね」や「かっこいいね」などの声掛けをしたりすると子どもたちは安心して虫探しを楽しむことができると思います。生き物に触れて遊ぶことを通して、子どもたちは生き物を大切にすることを学ぶことができます。ダンゴムシだけでなく、テントウムシやチョウチョウ、アリなどの虫も春になると発動が盛んになってくるので、ぜひお子様と一緒に見つけてみてくださいね。
春の自然に触れて遊ぶことで、子どもたちはたくさんの刺激を受け、季節の変化を感じることができます。春の心地よい風を感じながらぜひお子さんと春の自然と触れてできる遊びを楽しんでみてくださいね。 (保育士 山本)
みなさん休日はお子さんとどのように過ごしていますか?
今回は親子で一緒に楽しめる「ふれあい遊び」についてご紹介したいと思います。
まずは、触れ合い遊びとはどのような効果があるのでしょうか?
1つ目は、触れ合うことで子どもたちの五感を刺激し、感覚器官や脳の発達を促すことが出来ます。(例えば、人同士の肌が触れ合うことで触覚、人の動きに注目することで視覚、音楽を聴くことで聴覚が刺激され発達することなど)
2つ目は、歌や音楽をつけた触れ合い遊びの場合、身体を動かすため、運動能力やリズム感の向上が期待できます。リズム・メロディー・歌詞や動作を覚える必要のある遊びが多くあるので自然と記憶力が養われます。
3つ目は、心の安定です。周囲の大人に気にかけられている、守られているという安心感はとても大切です。ふれあい遊びを通してコミュニケーションを取ったりスキンシップを行ったりすることで、子どもは大人からの愛情を感じ、ストレスが軽減されて幸せな気分になることが出来ます。
ふれあい遊びにはこのように様々な効果があるため、遊んでいると子どもも大人も自然に笑顔になっていきます。
次に触れ合い遊びをいくつかご紹介します。
「いっぽんばしこちょこちょ」
歌詞♪
いっぽんばし こちょこちょ
たたいて つねって
かいだん のぼって
こちょこちょ
☆遊び方☆
1.手のひらに指を1本立てたあと、くすぐる。
2.手の上で、やさしくたたいてつねる。
3.2本の指で、肩のほうへ駆けあがる。
4.脇の下など色々な所をくすぐる。
これはみなさんもご存じかと思いますが日本の代表的なわらべ歌で、「階段のぼって~」の後に「こちょこちょこちょ~!」とくすぐるのが面白い遊びです。子どもの片方の手を取って、滑らせる、つねる、叩く、くすぐるなど様々な刺激を加えて遊びます。何回もこの遊びを行うと、子どもがいつくすぐられるのかがわかるようになり、くすぐられる直前から笑ってくれるようになります。
「おふねが ぎっちらこ」
歌詞♪
おふねがぎっちらこ
ぎっちらこ ぎっちらこ
波にゆられて ゆらゆら動く
おふねは本当におもしろい
ぎっちらこ ぎっちらこ
ぎっちら ぎっちら ぎっちらこ
☆遊び方☆
1.大人が足をのばして座り、向かい合うようにして子どもを膝の上に乗せ手をつなぎます。
2.舟をこぐように歌に合わせて前後に動きます。
3.最後の「ぎっちらこ」で横にひっくり返ります。
※「波にゆられて」のところで、小さい波、大きい波など揺れ方を変えて、アレンジをしても楽しいです。
今回ご紹介した2つは、低年齢から就学前のお子さままで幅広く楽しめるふれあい遊びです。
ふれあい遊びは特別用意するものもなく、身体だけを使っていつでも楽しめる簡単な遊びなのでぜひお子さんと一緒にお家で楽しんでみてください。
(保育士 髙久)
楽しかったお正月休みも終わり、保育園では元気いっぱいの子ども達の声が響いています。
日本には昔からお正月遊びがあり、コマ回しや凧揚げなどたくさんの種類があります。
1人で楽しめるものから家族が集まって楽しめるもの、遊びと同時に学びを得られるものなど
さまざまで、古くから伝わる「伝承あそび」と呼ぶこともあります。
また、お正月遊びには「新たな1年が良いものになるように」といった意味や願いが込められていることも多くあるため、子どもたちが昔からの風習や伝統を学ぶ良い機会にもなります。
そこで、お正月遊びの種類や由来などをご紹介したいと思います。
「福笑い」は、目隠しをして顔の輪郭が描かれた上に「目」「口」「鼻」などの顔のパーツを置いていく遊びです。
由来:お正月遊びとしての由来は明らかになっていませんが、明治時代頃から定着していったそうです。出来上がった顔を見てみんなで笑い合うことから、「笑う門には福来る」ということわざのように縁起が良く、お正月に相応しい遊びとされたと言われています。
平安時代に中国から伝わってきたと言われ、始めは貴族の遊びとして親しまれ、江戸時代になると男の子の誕生祝いとして子どもの健やかな成長を願って庶民の間でも遊ばれるようになったそうです。
由来:お正月遊びとして定着したのは「立春の季に空を向くは養生の一つ」(立春の季節に空を見上げるのは健康にいい)という言葉が由来だと言われています。
「凧が高く揚がると神に願いが届く」ともされていて、願掛けとして凧揚げをすることもあるようです。
お友達と競いながら絵札を取り合うのが楽しい遊び「かるた」 聞いた言葉に合わせて絵札を取るので、ひらがなや言葉の学びにも繋がる遊びです。
由来:かるたの起源には2つあります。1つは、平安時代の貴族の遊びで「貝覆い」からきているという説です。 二枚貝のハマグリの裏に和歌や柄を描き、たくさんの貝の中からぴったりハマるものを探しだす遊びです。
もう1つは、16世紀ころにポルトガルから伝わったという説です。カルタはポルトガル語で「手紙」や「カード」を意味していてトランプに近いものだったようです。
「羽根つき」も、日本のお正月を代表する遊びの一つです。二人一組で空に向かって羽子板で羽を打ち合い、落としていまったら罰ゲームとして墨で顔にラクガキをするという遊びです。
また、お友達と打ち合うのが難しい場合は、1人でも楽しめる「揚羽根」という遊びもあります。
1人で羽根を落とさずに何回打打ち上げられるかを競う遊び方もおすすめです。
由来:羽つきの羽についている黒い玉は「無患子(むくろじ)」という植物の実です。「子どもが病気にならない」という意味なので、その年の健康を願って遊ばれるようになったと言われています。
また、顔に墨を塗るのも魔除けの意味が込められているそうです。
コマ回しは、手だけで回すもの、紐を巻き付けて回すものなど種類も様々です。コマをみんなで一斉に回してぶつけて競い合う「喧嘩ゴマ」などもあります。
由来:コマはまっすぐに芯が通ってよく回ることにちなんで「物事が円滑に進む」ということから縁起物としてお正月の定番遊びになったそうです。
他にも様々なお正月遊びがありますが、どれも縁起が良く1年元気に過ごしてほしいとの願いが込められています。
保育園では、戸外遊びで凧揚げ、羽根つきを楽しんでみたり、室内遊びでコマ回し、福笑いをしてみたりと親しんでいるところです。
昔から伝わる日本の大切な伝統文化を遊びを通じて子ども達に受け継いでいきたいと思います。
ぜひ、お家でも楽しんでみてください。
(保育士 今井)
最近テレビを見ていると「睡眠」についての番組が多いことに気づき、寝具のCMでは、メジャーリーガ-の大谷翔平さんが「一日12時間(最低でも8時間以上)は睡眠をとり、試合で移動の合間や食後のほんの一時でも仮眠をとることで体や脳を休ませている」と語っていました。大人にとって睡眠は、身体や脳の機能を維持するためのものだと言われています。
では子どもにとってはどうでしょう。昔からことわざで「寝る子は育つ」と言われ、幼少期の睡眠には脳をつくり、育て、守り、より良くするという重要な働きがあります。子どもにとっての睡眠は心身の発育にとって不可欠であり十分にとる必要があります。
昔から小学校に入学するまでに【早寝早起き朝ごはん】を習慣づけましょうと言われました。夜遅くまで起きていて、朝起こしてもなかなか起きられず朝食も食べずに小学校に行き、午前中は授業に集中できないが、午後になると活発になる。出来るだけ幼少期のうちから生活リズムを整えてみましょうとのことでした。
乳幼児期に睡眠がしっかりと取れれば元気に遊びたい午前中に、体を思う存分動かせるようになり体も丈夫になります。日中に様々な体験や経験をする事で五感が刺激され脳が成長します。睡眠不足や睡眠リズムの乱れは身体の成長に影響するため生活リズムを整えることが大切になります。「夜早く寝かせようと思ってもなかなか寝てくれない」と言う話をよく聞きます。お子さんを寝かせる時はお部屋の明かりは暗くしていますか?「これから寝るんだな」と感じる雰囲気が必要です。いつまでも明かりがついていると寝つけないことが多いです。絵本を読んだり、おはなしを聞かせたりする事で気持ちが落ち着きます。親子でスキンシップやリラックスしましょう。
また、パソコンやスマホなどから発せられるブルーライトは、睡眠を誘うホルモンの分泌を抑制すると言われています。なかなか寝てくれないからとスマホでアニメなどを見せたら更に眠れなくなったり、眠りの質も悪くなります。眠りに必要な環境を整え、眠りにつくまでの時間を共に過ごすことで安心して眠れると思います。
まとめますと、乳幼児期に十分な睡眠をとることが脳の発達に繋がり心身共に健康でいられるということです。
「寝る子は育つ」お子さんと一緒に大人も十分な睡眠で健康に過ごしましょう。
(保育士・子育てアドバイザー 弟子丸)