2024.02.29
👑家政科3年桧組 技術考査 全員合格👑
愛国高校の家政科は厚生労働省から【調理師養成施設】に指定されています。
3月3日に卒業する家政科の生徒は、卒業後の申請により国家資格【調理師免許】が下付されます。
生徒は普通教科の他に、調理師国家試験の受験科目に相当する【専門科目】の単位も修得します。
また、座学の他に学校の内外で規定時間数の【調理実習】を行うことで、調理技術の習得も認められます。
無試験で調理師資格が取得できる家政科には、もう一つ大切な試験【技術考査】があります。
合格者は将来「専門調理師・調理技能士」を受験する際に学科試験が免除され、試験は実技のみとなります。
ただし受験資格は「調理師養成施設を卒業する年度の1回のみ」、つまり3年生は最初で最後のチャンスです。
また感染症罹患に対する救済処置(別日の試験)などは行われないので、受験勉強の他に健康管理も重要です。
去る1月18日、家政科3年在籍者全員が【公益社団法人全国調理師養成施設協会主催・技術考査】を受験しました。
待つこと6週間、本日全調協のホームページ上で合格発表があり全員の受験番号を確認、伝統の【全員合格】でした。
家政科の伝統となっている【全員受験・全員合格】ではありますが、専門5分野から出題される難問です。
衛生看護科の准看護師試験と同様、現役の高校生の技術考査受験はたいへん少ない「大人の世界」です。
実社会で役立つ公的資格を高校生のうちに取得できるのは、専門学科で努力を続けているからです。
桧組の皆さん、本当におめでとうございます。
校庭の梅も満開、古典で学習した「大宰府の道真公」もさぞお喜びのことでしょう。
補習や日々の指導など粘り強く頑張った家政科はじめ本校教職員ともども、嬉しい閏日です。
改めてここ一番で実力を発揮した生徒の皆さん・支えて下さったご家庭のご協力に感謝申し上げます。