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2019.11.10

衛生看護科第53回戴帽式・詳細

昨日(11月9日)午後2時より、衛生看護科2年生を対象に第53回戴帽式が挙行されました。

戴帽式(たいぼうしき)は、ナースキャップを戴く「戴帽の儀」とキャンドルサービスの「点火の儀」から成ります。

 

純白のキャップでキャンドルを手にした戴帽生は「ナイチンゲール誓詞」を唱和し、自ら歩むべき途を定めます。

現在では、さまざまな理由から病院や介護施設・療養施設などでもナースキャップを着用しなくなる傾向です。

しかし、看護学校・特に看護高等学校では生徒への教育効果の観点から多くの学校が戴帽式を行っております。

 

 

衛生看護科の生徒は1年生から校訓「親切正直」の下で普通教科とともに看護に必要な知識・技術・態度を学びます。

2年生になり、筆記と実技の戴帽式試験に合格し、看護の途を進む決意を新たにした生徒に対して戴帽を行います。

戴帽した生徒は、病院や施設等のご理解ご協力で看護学生として患者様を担当する臨地実習を開始することができます。

この式は憧れのキャップを戴く儀式ではなく、真剣に学んできた生徒が初めて看護学生になる瞬間なのだと理解しています。

看護の勉強は自分のためでも家族の期待に応えるためでもなく、患者様の安心安楽に貢献するため必要不可欠なものです。

 

今日は晴れやかな笑顔の生徒たち、もうすぐ始まる臨地実習は思い通りに行かないことの連続。でもやりがいがあります。

これからも諦めずに地道な努力を続け、例年通り東京都准看護師試験に全員受検全員合格となるよう期待しております。

 

本校では建学の精神に基づき、18歳で経済的に独立・自立できるようにと考えております。

進学者が9割の時代ですが、准看護師課程を設置することで、まず18歳で公的資格を得て次に繋げたい。

衛生看護専攻科(看護師2年課程)に進学することで20歳で看護師の国家資格を取得するよう道を開いております。

 

衛生看護科設置は昭和41年(1966年)、戴帽式は53回を迎えました。

衛生看護専攻科は昭和55年(1980年)に設置、専Ⅰは第39期生です。

 

今後ともご理解ご支援を賜ります、ようよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

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