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2023.12.08

第75回 生徒銀行祭

12月1日(金)、第75回生徒銀行祭が開催されました。愛国学園には生徒銀行があります。昭和23年12月に、帝国銀行(現在の三井住友銀行)小岩支店が親銀行で「こども銀行」として開店しました。生徒銀行祭は、この伝統ある生徒銀行の設立をお祝いし、生徒が貯金・貯蓄に対する意識を新たにする日です。入学時、「種貯金」として百円が入金された通帳を一人ひとり頂き、それを元として生徒たちは日々の貯蓄に励み大きな花を咲かせようとしています。また本校の貯蓄教育は、お金を蓄えることだけが目的ではなく、物を大切にすること、そして生活の中の無駄を省き、コツコツと努力すると大きな成果が得られるという学びにも繋がっていくと考えています。
 週2回の貯金日は、各クラスの貯金係が責任をもって集計し銀行へ貯金します。しかし銀行祭当日の朝は、全校生徒は個人個人が通帳とお金を持って、生徒銀行の窓口へ向かい貯金を行います。銀行の運営や業務は、支店長が中心となって、高校3年生の商業科の生徒が行います。「課題研究」の授業として全校生徒の大切な貯金を預かるという責任を感じながら、伝票整理やPCを使ったデータ管理といった「実際の銀行」さながらの学習をします。今年の12月1日も日本銀行・東京都金融広報委員会や三井住友銀行からおいで頂いたご来賓の方々にその様子をご視察頂きました。
 記念講堂で行われた表彰式では、ご来賓の方からご祝辞を賜り、また預金成績優秀者(毎週2回・1回100円以上の貯金を100%達成 今年度も全校生徒が該当)などが表彰されました。また、全校生徒で「貯金の歌」を斉唱し、歌詞にある「思い思いの希望をのせて」お金(物)を大切にする思いを新たにしました。その後、ご来賓の方々による講演会が行われ、70年以上の伝統と歴史、そしてまだ見ぬ未来だからこそ、今、貯蓄をしていくことの大切さを学んだ、大変有意義な時間となりました。
 また、講演会ではご来賓の方々の中から、東京都金融広報委員会 金融広報アドバイザー 関本恵一様、本校の卒業生である株式会社エクセリング代表取締役 木谷真規様からお話しを頂戴しました。関本様からは『将来を見据えた貯金の大切さ』、木谷様からは「お金の「円」と人の「縁」』という題目でお金の大切さを学ぶことができた良い機会となりました。 
 午後には、暗記した英語の長文を一人ひとりが発表をする「英語レシテーション大会」の決勝が行われました。予選を勝ち抜いてきた中学生・高校生が、講堂の舞台で堂々と披露し、会場は大きな拍手に包まれました。

 

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