2022.04.29
💖柴又街道ダッシュしました💖
4月26日の午後4時半ごろのことです。
若い女性の方から学校にお電話をいただきました。
それは放課後の職員室が笑顔になる、お礼のご連絡でした。
「先ほど愛国の生徒さんが、落とした手ぬぐいを届けて下さって…」
生徒は自転車を追いかけてダッシュし、息を切らしながらお渡ししたそうです。
「ありがとうございますぐらいしか言えなかったので」と、学校へお知らせ下さいました。
親切な生徒さんによろしくお伝え下さいとのことでしたので、翌日の朝各クラスに聞いてみました。
朝礼後、高校3年生の学級主任が2人そろってニコニコしながら報告に来ました。
学年部長・学年主任、「あたりまえの事ですよ!」の雰囲気を醸し出しながら嬉しさは隠せません。
高3衛生看護科の紅組・白組の5人で、4時ごろ京成小岩駅経由で帰宅するところでした。
通り過ぎた20代?の女性が自転車からタオルを落としたので、白組の1人が拾ってダッシュ!
いくら足が速くてもスカートに革の制靴、しかも柴又街道は踏切に向かってゆる~い上り坂です。
自転車に追いつくのは厳しいんじゃないかなと思いましたが、ちょうど踏切は閉まっていたそうです。
駅に入る信号から踏切までは約200メートル、病院実習を控えた学内演習の後にはきつい距離でしょう。
気合を見せた生徒さん、電車の通過を待っていた女性に無事タオルをお渡しして戻ってきたとのことでした。
落とし物が戻ったのはもちろん、届けたのは汗をかいて息を切らした女子高生。
「私のために一生懸命走ってくれたのね」と実感し、私でも嬉しさ1000倍になります。
さすがに「親切正直」が身についている高校3年、ナイスファイト、よくがんばりました。
そして、わざわざ学校の電話番号を調べてお礼のお電話を下さった方にも感謝申し上げます。
28日の朝礼で全校生徒に「これからも親切にしようね」とお電話の件を伝えることができました。
そして、親切にされたり感動したり美味しかったりした時は相手に伝えましょうね、とも話しました。
お届けしたタオルが、生徒の笑顔を思い出すラッキーアイテムとなりますように。
親切で体力もガッツもある元気な生徒さん、ありがとうございました。