2022.12.01
💴生徒銀行祭のプレゼント💴
12月1日は第74回愛国学園生徒銀行祭です。
本校には、歴史も預金額も日本一の「生徒銀行」があります。
生徒銀行は戦後の貯蓄奨励政策により昭和23年(1948年)12月10日に誕生しました。
大蔵省のご支援で帝国銀行(現在の三井住友銀行)小岩支店が親銀行、名称は「こども銀行」でした。
今でも高校3年の生徒から支店長を任命し、親銀行のご指導の下で高3商業科の生徒が業務を行っています。
1階の生徒銀行では、入金伝票と現金確認・伝票整理・手書きでの通帳付込や台帳記入・利息計算などを行います。
同じ時間に2階のコンピュータ教室では1階と同じ内容をPCデータ化して管理、1・2階の合計金額が合って終了です。
預金はその日に親銀行へお預けし、普通預金と同じ利息が付き、卒業の際に解約利息とともに返金・振替されます。
この伝統ある生徒銀行の設立を祝い貯蓄の意義やお金の大切さについて意識を新たにするのが生徒銀行祭です。
今年も日本銀行・金融広報中央委員会、東京都金融広報委員会や三井住友銀行、母師会からご来賓をお迎えしました。
「決められた預金回数を100%達成した」預金成績優秀者(全校生徒)・クラスなどを表彰する式典の後は講演会です。
心に響くご講演により、有形無形の「貯え」のあることが社会的な信用や心の豊かさをもたらすことを学びました。
愛国学園の「貯蓄教育」について、少しご説明します。
本校では、生徒の皆さんに入学の際「種貯金」として100円入金してある個人名義の通帳をさしあげています。
それを毎週2回・1回100円以上の現金を個人口座に預金し、銀行員の生徒がそれを責任を持ってお預かりします。
愛国学園には「建学の精神」(学校を創る時の教育方針・目的)があります。
「社会人としては豊かな知識と技術とをもって経済的に独立し」…社会で自立する女性
「家庭人としては美しい情操と強い奉仕心とをもって一家幸福の源泉となる」…家族を支える女性
心身ともに健やかで、社会においても家庭においても活躍できる女性の育成を目的として現在に至っています。
いつか生徒の皆さんが新たなステージで活躍する時、貯蓄の習慣をふまえて手堅い人生設計をしていただきたい。
無駄遣いをせず少しづつでも継続して預金することで、時間や物を大切にすることも学んでいただきたいのです。
衛生看護科が病院実習で経験を積むように、家政科が調理師養成施設として技術向上に努めるように。
本校の専門学科で最も長い伝統を持つ商業科も、大切なお金をお預かりし正確に業務を行うことで多くを学びます。
74年続く生徒銀行の業務はまさに実践的な教育の先取りであり、商業科の「課題研究」として2単位が認定されます。
銀行教務を行う時間、簿記やコンピュータを専門とする高校生は間違えが許されず守秘義務も発生する銀行員です。
入学の時には小さかった100円の種が根を張り葉を伸ばし花を咲かせ、その習慣が将来大きな実りをもたらすように。
勤勉に100%の預金率達成した中学高等学校全校生徒に、感謝と期待とをこめてプレゼントをさしあげました。
ブランケット・お弁当箱・アニマルペンケース・スタンドミラー・折りたたみ傘・クッション・バスタオル・ポーチ…。
ちいかわ💓ミッフィー🐰スヌーピー🐶ミッキーミニー🐭ぶたさん🐷プーさん🐻モンキー🐵ミニオンズ…。
当日の預金と引き換えに「三角くじ」を引き、【特等】から【4等】までのすてきな景品もあたります。
4等でもミッフィーのメモパッド、上位のディズニープリンセス👑やアリエル🐟も見逃せません。
9月はじめからこの日のために一生懸命選んだプレゼント、気に入っていただけたら嬉しいです。