• 2019年07月1日 「どんな色が好き?」
  • 梅雨の晴れ間、空を見上げて嬉しそうに「あお!」と声をあげる子ども達の笑顔はキラキラと輝いています。あふれる色に興味いっぱいのお子様は色遊びが大好きです。赤ちゃんは生後2~3ヶ月で、赤・黄・緑を認識するようになり、4~6ヶ月で、だいだい・紫・青など認識できる種類が増えると言われていますから、低月齢の赤ちゃんから色々な色を沢山見せてあげたり、見えている色とその名前を繰り返し伝えたりすることで、色覚えは早くなるのではないでしょうか。身近な玩具や赤ちゃん用マットなどを、カラフルな物にしてみてはいかがでしょう。

    なでしこ保育園のお子様は、色が沢山出てくる「どんな色が好き?」の歌が大好きです。手作りのクレヨンの形のクレヨンパネルや絵本を見ながら元気いっぱいに

     

    ♫どんないろがすき 「あか」 あかいいろがすき

    ♫いちばんさきに なくなるよ 「あか」いクレヨン

     

    と歌っています。「あか」の部分は「あお」「きいろ」「だいだい」とクレヨンパネルを見ながら知っている色がどんどん増えていきます。黒・金・銀などちょっと難しい色にも興味を持って覚えてしまいます。自分で言えた色を歌ったお子様は、嬉しい・楽しいが膨らんでもっと沢山の色を知りたい気持ちになります。

    昨年度の1才児の中には、15色~20色ほど覚えられたお子様が数名いました。今年も5色~8色ほど覚えて言えるお子様が何名かいます。月齢によってまだ言えないお子様でも言えるお子様を真似ることで関心を持ち、色を知りたがる様になってきています。テレビでお馴染みのお子様の大好きな戦隊ヒーローの赤・青・黄・黒・ピンクなども色覚えに一役買っているのかもしれません。また、レッド・ブルー・イエロー・ブラックなど知らないうちに英語の色の名を覚えていたりもします。またお子様の好きな絵本も読み聞かせるだけでなく描かれている絵を基に「りんご、とっても赤いね~」「黄色いチューリップね~」など物の名前と色を結びつけてお話しています。色の世界が広がることでお子様は色々な事を感じたり、想像したり出来るようになり、お子様から「イチゴも赤いよ」「バナナ黄色いね」という言葉が出て来るようになります。そうなると絵本を使った色遊びは更に楽しくなります。またなでしこ保育園の5才児は「英語教室」で秋頃から色を英語で教えて頂く事になっております。

    ご家庭でも色々な色遊びを楽しんでみてください。         (保育士 佐藤)