• 2023年09月1日 「世界で一つ」の手作りおもちゃを作ってみませんか
  • 「手作り」と聞くと「何だか難しそう」だと思われるかもしれませんが、ご家庭にある廃材等の身近な素材で簡単に作れる物が沢山あります。

    そして「手作りおもちゃ」には、おもちゃ売り場で購入するおもちゃにはない手作りならではの魅力も沢山あります。

     

    <手作りおもちゃの魅力>

    ①お子さまの興味関心や発達に合わせられる。

    お子さまの興味関心や発達の度合いは日々変化していきます。既製品のおもちゃでも楽しく遊ぶことは出来ますが、その時々のお子さまの様子や発達に合わせて伸ばしたい力を養えるようなおもちゃを提供することが出来ます。

    ②特別な道具がなくても気軽に作成出来る。

    牛乳パックや段ボール等を使って作れば費用もかかりません。おもちゃを増やしたいけれどコストは抑えたいというときにも最適です。

    ③皆で同じおもちゃで遊べる。

    既製品のおもちゃを沢山用意するのは大変ですが、手作りおもちゃであれば廃材等の身近な素材を使用して簡単に作れる為皆で同じ遊びが出来、コミュニケーションをとったり楽しみを共有したりする機会が増えます。

     

    実際に保育園でも保育士が沢山の手作りおもちゃを作っていますので少しご紹介したいと思います。

     

    0歳~1歳<飲むヨーグルト等のペットボトル>→マラカス(ガラガラ)・センサリーボトル

    <作り方>

    マラカス(ガラガラ)は、ビーズや鈴など音が鳴る様なお好みの物を入れ、中身がこぼれないようキャップをテープでしっかりとめる。

     

    センサリーボトルは、ビーズやスパンコールなど入れ洗濯のりをボトルの半分ぐらいまで入れる。また更にスパンコールなどを入れ、入口いっぱいまで洗濯のりを入れたらキャップをテープでしっかり止める。(洗濯のりだけでなく水を入れるとスパンコールなどの動きが変わっておもしろいと思いますので、お好みで調節してみてください)

    ※アレンジ→夏の暑い時は冷凍庫で氷らせると冷たい感覚を楽しめるおもちゃになります。

    ※誤飲には十分ご注意ください。

     

    1歳~2歳<段ボールとチャック>→遊びながらチャックの開閉の練習が出来るおもちゃ

    <作り方>

    段ボール板にチャック開閉部分以外の場所にボンドを付けて貼ります。(チャックは百円均一にもあります)

    ※ボンドを沢山つけすぎるとチャックが開かなくなってしまうのでお気をつけ下さい。

    初めて行う場合は少し難しいかもしれないので、チャックの先にリボンを結び付けて引っ張りやすくすると遊びやすくなります。

     

    2歳~3歳<ボタン繋ぎ>遊びながらボタンの練習が出来るおもちゃ

    <作り方>

    • フエルトを魚等お好きな形に切り取る。
    • 目の位置にボタンを縫い付ける。
    • 尾びれの所にボタンを通す場所を作る為、ボタンホールの周りを縫い穴を開ける。

    同じ物を沢山用意しひとつひとつ繋いで楽しむ事が出来ます。

    ※ボタンの誤飲には十分ご注意下さい。

     

    4歳~5歳<紙コップロケット>2つの紙コップで作れる、飛び出す楽しいロケット

    <作り方>

    1.1つ目の紙コップに絵を描いたり好きな飾りを付けロケットを作る。

    2.飲み口に十字に4箇所切り込みを入れる。

    3.輪ゴム2つを繋いで結び目を真ん中にして切り込みに引っかける。

    4.輪ゴムを掛けた紙コップを上にして2つ目の紙コップに重ねて手を離せばロケットの完成です。

     

    人気の手作りおもちゃを年齢別にご紹介致しました。赤ちゃんから遊べる物や、お子さまが自分で作れる物等、様々な物があります。既製品にはない温かみや親しみを感じられ、手先の発達や集中力・思考力を養う物等、お子さまの五感に働きかけ成長を促すというメリットもあります。お子さまの発達や興味に合わせて参考にしてみて下さい。

    これから少しずつ秋めいてきて、色々な木の実やドングリ等を見つける機会も増えると思います。お子さまと一緒に拾い、お子さまの手の大きさに合わせたペットボトル等を用意して中に入れ、シール等を貼って飾り付けたりすると「世界で一つ」の素敵なマラカスが出来ますので更にお子さまと楽しい一時を過ごすきっかけになれば幸いです。

    ※小さな木の実やドングリ等の誤飲には十分ご注意下さい。   (保育士 川名)