長い梅雨も明け、いよいよ夏本番ですね。しかし新型コロナウイルスの影響によりまだまだご家庭で過ごすことも多いかと思います。そんな中ご家庭でも簡単に遊べる手遊びについてお話ししたいと思います。
手遊びとは歌と手の動作が一緒になった遊びです。保育園では絵本の読み聞かせの前や、保育士に注目して欲しいときなどに行っています。手遊びのメリットとして道具を準備しなくても行えるという手軽さが挙げられます。そんな手軽な手遊びの中にもお子さまの成長に繋がる効果が多くあります。今回は大きく分けて三つの効果をご紹介します。
まず一つ目に脳の発達を促すと言われています。沢山の神経が通っている手を刺激して、左右の手をバランス良く使うため脳の活動を活性化して発達を促してくれます。また、歌に登場する食べ物や動物を真似した動きをすることで想像力を養います。さらに何度も同じ手遊びを繰り返すことで言葉を認識する能力や記憶力を養います。
二つ目に、沢山指先を使い普段行わない動きをすることで手先が器用になります。手先を器用にするだけでなく、リズム感を養ったり反射神経を発達させることも出来ます。お子さまの発達に合わせて、難しい指の動きがある物を取り入れてみても良いでしょう。
三つ目はコミュニケーション能力の発達が促されます。手遊びはお互いの呼吸を合わせながら行う遊びです。楽しい気持ちを共有でき、よりコミュニケーションを深められます。スキンシップをして触れあうことにより心の安定にも繋がります。
最後に手遊びを行う際は笑顔を心掛けて明るく歌うことで、より楽しくお子さまとの時間を過ごせるかと思います。様々な効果が期待できる手遊びを触れ合いのひとときとして是非、お子さまと一緒に楽しまれてみてはいかがでしょうか。
<おすすめの手遊び>
0~1歳児「きゃべつのなかから」「いとまき」
2歳児 「あたまかたひざぽん」「みっくすじゅーす」
3~5歳児「くいしんぼうのごりら」「さんびきのこぶた」「やきいもグーチーパー」
一例として「みっくすじゅーす」をご紹介します。
りんご りんご りんごのほっぺ
ぶどう ぶどう ぶどうのおめめ
いちご いちご いちごのおはな
おくちは ちぇりー ちゅっ
りんごをいれて ぶどうをいれて
いちごをいれて ちぇりーをいれて
ぐるぐるぐるぐる ぐるぐるまぜて
みっくすじゅーすのできあがり どうぞ
☆年齢は参考までに好きな手遊びで遊んで下さい。保育園の保育士にお尋ねいただければ、いつでもお答えします。
(保育士 岡田)