連日の猛暑からやっと解放され、ようやく過ごしやすい季節になってきました。
秋は実りの秋ですね、絵本でも色々な動物達が寒い寒い冬になる前に木の実を集め
冬仕度を始めるシーンが良く見られます。
そんな実りの秋を私達も楽しみにしています。
外遊びはお子さまにとって体を動かす事だけではなく自然に触れ合う出会いの場でもあります。落ち業を踏む感触やどんぐりやまつぼっくりを見つけた発見はお子さまの感覚を刺激する効果があります。
目で見て手で触って音を聞いて匂いを嗅いで秋を五感で感じる事で好奇心を持ち、考えたり想像したりしながら自然に親しみを持てる様になると思います。
ここで葉の色の移り変わりを楽しみながら落ち葉を使った簡単な遊びを紹介したいと思います。
フロッタージュと言って薄手の紙と色鉛筆があれば楽しめます。捨ってきた落ち葉の上に薄手の紙を敷き、色えんぴつなどで葉の上をこすると葉っぱの形や模様を楽しむことが出来ます。葉ごとに色を変えて秋ならではの紅葉が楽しめたりもするのでおすすめです。
お子さまはどんぐり拾いや松ぼっくり拾いなども大好きです。小さな手にいっぱいのどんぐりを拾った物はマラカスにしてみてはいかがでしょうか。
ペットボトルの中に入れて振るだけで素敵な楽器になります。
一見きれいに見えるどんぐりですが、どんぐりの中には虫の幼虫が隠れていることが多いです。
そのため、水洗いだけでなく、必ず煮沸をするようにしましょう。このとき、傷のあるものや水に浮くものは虫食いの可能性が高いため、なるべく処分してください。
煮沸後は、水気をしっかり切ってから乾燥させましょう。
ご家庭ではその他に、葉っぱや木の実、木の枝などお子さまが散歩などで拾って大事に持って帰ってくることがあると思います。意外と「どうしよう?捨ててしまおうか・・・」と悩まれることもあるかと思います。そんなときはコレクションとして溜めておいて、ある程度集まったら、ボンドでくっつけたり、毛糸や紐、リボンなどでくくってリースにしたりモビールにして飾ると楽しいと思います。
是非秋ならではの遊びを通して、日本の季節の移り変わりをお子さまといっしょに体感されてみてはいかがでしょうか。
(副園長 島崎)