朝晩涼しくなり、陽が落ちるのも早くなってまいりました。
気温の寒暖差が大きくなり体調がすぐれなかったり食欲が落ちたりしていませんか?
夏の疲れが残りやすいこの時期に疲労回復につながる栄養素を4つ紹介します。
まず一つ目はタンパク質です。筋肉の疲労回復や身体の持久力をアップしてくれたり体力の温存効果があったりすると言われています。主に肉・魚・卵・乳製品・大豆製品などに含まれます。サバの味噌煮や卵や鶏肉などのそぼろとインゲンなどで彩り鮮やかに3色丼などにすると良いかと思います。
二つ目は、ビタミンB1です。糖質をエネルギーに変えてくれる働きがあり、疲労回復の効果があると言われています。主に豚肉・うなぎ・穀物・大豆などに含まれています。生姜焼きやひじきと大豆の煮もので摂ることができます。生姜焼きは意外と手間もかかるので、豚肉は冷しゃぶサラダがとても簡単です。
三つ目は、クエン酸です。疲労の軽減や新陳代謝を活発化する効果があると言われています。主に梅干し・レモン・みかんなどに含まれます。
四つ目は、ビタミンCです。美肌効果はよく知られていますが、免疫力を高めてくれる働きもあります。主にパプリカ・ブロッコリー・トマト・キウイなどがあります。
今回は、ビタミンCをたっぷり摂れて簡単にでき、見た目もきれいなパーティーなどで活躍する「カラフルサラダ」をご紹介します。保育園でも昼食のレシピに取り入れていて人気のあるメニューです。
(3~4人分)
材料:ブロッコリー(1株)・赤パプリカ(半分)・黄パプリカ(半分)・プチトマト(5個)・きゅうり(1本)・角切りプロセスチーズ(50g)
ドレッシング:粉末コンソメ(20g)・塩(12g)・砂糖(50g)・酢(180g)・サラダ油(50g)
【作り方】
①ブロッコリーを一口大、赤パプリカ・黄パプリカを1㎝角に切って一緒に茹でる。プチトマトは半分に、きゅうりはいちょう切りにする。
②野菜とチーズをボウルなどにすべて入れてドレッシングで和える。
食欲がないとあっさりしたものだけを食べてしまいがちですが、そうするとエネルギー不足になってしまいます。これらの栄養素をしっかり摂り、なるべく3色食べてエネルギーを蓄えて元気に秋を過ごしましょう。 (栄養士 石川)