朝夕心地良い風が吹き秋の季節を感じられるようになりました。行楽シーズンでもありますが、今回は休日にご家庭でゆったりとお子さまと一緒に過ごす遊びとして「シール貼り遊び」をご紹介したいと思います。
子ども達は貼ったりはがしたりする事が大好きです。おもちゃで遊んでいたはずなのに、なぜか指先にシールが付いていることはありませんか?おもちゃに付いているシールを指先を上手に使ってはがしているということもしばしばあります。
このようにシールは貼るだけでなく、はがすことも子ども達にとっては楽しい遊びとなります。貼ったりはがしたりする遊びの時は指先を小まめに動かす事が必要です。どの指を使うと貼ったりはがしたりする事が出来るのかを何回も繰り返す事で覚えていき、手先の運動能力の発達につながります。
なでしこ保育園では0歳児や1歳児のお子さまはシール貼り製作をしたり、短めにカットしたマスキングテープを貼ったりはがしたりを楽しんでいます。どちらかというと、はがす方が楽しいらしく貼った物をすぐはがすお子さまが多いようです。2~4歳になると、丁寧に貼ろうとする姿を多く見かけます。少し曲がるとまっすぐに貼り直しています。また、同じ物を沢山並べて貼るのもこの年齢の特徴かもしれません。5・6歳では自分たちで線路や道路に見立てて床にマスキングテープを貼って遊んでいます。また、お家やビルや木などの絵を描くようにテープを細かく切りながら貼り、街を作って楽しむこともあります。
ご家庭では壁や床・窓に貼られると困るという方もいらっしゃると思います。そういう場合には、例えば段ボール板をコーティングシートで覆った物を作り、自由に貼ったりはがしたりができるコーナーを作るのも一つの案です。ダンボ-ルの他にも、牛乳パックを開いて使うと、シートで覆わなくてもそのままで遊ぶことができます。また、クリアファイルなどは持ち運びにも便利なのでどこでも楽しむ事が出来ます。シールにも簡単にはがれるものや、カラフルな物など様々な素材がありますので、場所や用途に合わせて選ぶと良いと思います。中でも、ステンドカラータックは、色が付いていて透けるので、窓に貼ると太陽の光を通し床に写り、子ども達はそのきれいな色や形に目を輝かせると思います。保育園では季節に合ったウォールステッカーで園児や保護者の皆様に楽しんでいただくようにと考えております。是非、ご家庭も、貼る・剥がす遊びを楽しんでみてください。 (保育士 平田)