若葉が眩しく目にも鮮やかな季節が終わり梅雨の時期に入りましたが、保育園ではジメジメした天気も吹き飛ばしそうな子どものはつらつとした声が聞こえてきます。
食育の一環として今年も園児さんと職員とで栽培をしている(トマト・キュウリ・ナス・ピーマン・さつまいも・人参・枝豆・二十日大根・落花生の9種類)やバケツ稲、新たに始めたブルーベリーの苗は、園児さんに負けないようにと日々すくすくと元気に育っていて、皆で収穫を楽しみにしています。バケツ稲は全国農業協同組合中央会(JAグループ)より滋賀県産コシヒカリの籾を分けていただき、きりん組を中心に栽培を始めました。日本の稲の栽培技術は優れていて、狭い面積からたくさんの米を収穫する技術は世界で一番だそうです。嬉しい事に、昨年のバケツ稲は豊作でした。今年も稲穂が実るのを楽しみにしています。
梅雨などの季節の変わり目は天候が不順で寒暖の差が激しく、大人も子どもも体調を崩しやすいものです。こういう時季こそ食事を通して免疫力を上げて体調を整え元気に過ごしましょう。保育園では毎日の「朝のつどい」で園児さんたちが給食に使用する食材を《三大栄養素別(タンパク質・炭水化物・脂質)》に分類をしてくれます。今回は体に取り入れた栄養素を上手に組み合わせることで代謝を高め、それぞれが持っている以上の働きになる食材の組み合わせをご紹介します。
★疲労回復にはビタミンB1と糖質・タンパク質の組み合わせが効果的
にんにくやニラのにおい成分の硫化アリルはビタミンB1による糖質・タンパク質の消化・吸収・代謝も高めてくれます。保育園でも大人気!「豚肉(V・B1とタンパク質)+にんにく(硫化アリル)+白米(糖質)」という組み合わせの良い【スタミナ丼】のレシピです。ご家庭でも参考になさってください。
《 材料 》(大人3人分)
【豚肉(ばら)】 300g 【にんにく】 1かけ
【玉ねぎ】 1個 【人参】 小1/2本
【竹の子】 100g位 【ニラ】 1/2束
【ピーマン】 2個(赤や黄パプリカを足すと彩りがきれい)
【醤油】 大さじ3 【砂糖】 小さじ1
【中華だし】 小さじ1/2 【ごま油】 小さじ1
【白ごま・あさつき】 お好み量
《 作り方 》
1にんにくはみじん切りにし調味料を合わせ肉に下味をつける。
2野菜は食べやすい大きさに切る。
(人参は一度電子レンジにかけると早く火が通ります。)
3フライパンにごま油を入れ野菜を炒め一度皿に移します。
4肉をよく炒め先ほどの野菜と合わせサッと炒める。
5ご飯を入れた丼ぶりに具をのせて出来上がり。
6お好みで白ごまやあさつきをふりかけます。
★疲労物質を分解する働きがある梅干しやレモンなどの【クエン酸】もおすすめです。
(栄養士 小尾)