• 2022年05月2日 お子さまとの手遊びの楽しみ方
  • 新年度が始まって1か月がたちました。なでしこ保育園では、進級した園児の皆さんは大分慣れて楽しい笑い声が響き元気に遊んでいます。新しい園児の皆さんは保育士や新しい環境を少しずつ覚えてきているところです。

     

    忙しく中々子どもとの関わりがゆっくり取れない日もあると思います。つい動画やゲームを使って遊ばせることが多いと思いますが、少しの時間で遊べる手遊びや手遊びからゲームになるものがあります。子供とのスキンシップも取れると思いますので試してはいかがでしょうか。

     

    まず初めに保育園や家庭で手遊びを行うことのメリットは3つあります。

    ①手先・指が器用になる。

    ②リズム感が養われる。

    ③脳の発達への促しがある。

    手遊びには、色々な手指の動かし方があり手指の動かす練習になり反射機能を働かせることが出来ます。又、繰り返し行うことで楽しみながら体を動かしたりしながらリズム感も培われます。手遊びは誰かと行うことで手指の動きをまねたり考えたりと「脳」が刺激されます。脳が刺激されることによって思考力や記憶力も活性化されると言われています。

     

    それでは、ご家庭で楽しく手遊びをするコツを紹介します。

    • 『大きく動く』・・・大げさなくらい動く又笑顔で行い子供が興味を持ち更に楽しく遊べるでしょう。ご家庭の方が楽しそうに行うことで感情の共有につながりますので一緒に楽しんで手遊びを行ってみてはいかがでしょうか。
    • 『歌には変化をつけて』・・・歌のテンポを速くしたり遅くしてみたりしましょう。又強弱をつけるなどの変化をつけていくと楽しく行えると思います。例えば、動画などで覚えた手遊びを行った際に初めてだと難しいこともあるためゆっくり行った後に、慣れてきたら徐々に速くやってみるのも1つのやり方でもあります。手遊びの仕方は子供にあったやり方でいいと思いますので色々試してみるといいと思います。
    • 『子供の興味優先』・・・子どもが楽しいと思ったものや反応がいいものを選ぶといいです。子どもはいろいろなことに興味津々です。その為大人がどんなに面白いことを用意しても興味を示すことが絶対ではないと思います。その為子どもが好きな手遊び・歌を探り見つけてみるのも楽しいと思います。又、年齢によっても興味関心が変わってくるので年齢に沿った手遊びを探ってみるのもひとつの方法です。

     

    ここで、年齢別に手遊びを紹介したいと思います。

    0歳は「いとまきの歌」、「ころころたまご」 スキンシップ多めの手遊びです。また、お昼寝の時やちょっとした時間でも楽しめる手遊びとなっています。

    1歳は「手をたたきましょう」、「とんとんとんひげじいさん」身体全身で遊ぶことやアレンジ可能な手遊びです。とんとんとんひげじいさんはアンパンマンバージョンもあります。

    2歳は「グーチョキパー」、「さかながはねて」手の形でいろいろなものに例えてみたりイメージしてみたりと遊び感覚で行える手遊びです。又保育園では、さかながはねてという手遊びをお散歩に行く前の準備で行うことが多いです。

    3歳~5歳は「ミックスジュース」、「かみなりどんが、やってきた」、「やおやのおみせ」。何度でも繰り返し行うことが出来、ゲーム性がある手遊びとなっています。「ミックスジュース」と「やおやのおみせ」はパターンが多くアレンジ次第ではまた違った手遊びになります。例えば果物を野菜にしてみたり八百屋ではなくパン屋にしてみたりと自由に楽しむことが出来ると思います。

     

    その他にも手遊びは沢山あるのでお子さんにあった手遊びを探して遊んでみて下さい。ご紹介した手遊びのやり方をお聞きになりたい方やその他流行の手遊びなどを知りたい方はいつでも職員にお声掛け下さい。(保育士 温井)