段々と暖かくなり本格的な夏までもう少し!みなさんは、子どもの頃、夏にどんな遊びをして楽しんでいましたか?私自身は、家族や友達とバーベキューに行き、そこで釣りや虫探しをして遊んだ思い出があります。戸外で思いきり遊ぶのも良いですが、子どもとゆっくり過ごしたいと思う事があるかと思います。ですから、①ご家庭で楽しめる自然遊び②戸外で楽しめる自然遊びをお伝えしていきたいと思います。
自然遊びとは何か知っていますか?
自然遊びは、身近にある自然に触れ合い、体験する事です。例えば、砂、土、水、草、季節の食べ物等自然に触れ、変化を楽しんだり感じ取ったり、さまざまな事を学べます。子どもの(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)五感を刺激し発達にとても欠かせないのです。
①ご家庭で楽しめる自然遊び
<乳児>
・氷遊び
氷の冷たさ、感触、指先を使って楽しむ遊びです。
【準備するもの】
・氷
・氷を置ける入れ物
【遊び方】
※子どもの好きな物の型があれば形を使っても楽しめます。又、おもちゃやミニフィギアを氷の中に入れて取り出す遊びも楽しめますよ!
※氷で遊ぶ際、お子様が飲み込まない様に必ず目を離さないようにして下さい。
<幼児>
・描いた絵が水に浮く遊び
ホワイトボードマーカーペンで描いた好きな絵を水に入れるとぷかぷか浮かぶ面白い遊びです。
【準備する物】
・アルミホイル※下敷きでも可能です。
・ホワイトボード用マーカーペン(色は好きな色)
・ボウル等の容器(横幅の広さがある物)
【作り方】
1.アルミホイルや下敷きにホワイトボード用マーカーペンで絵を描き、中をしっかり塗り潰す。(絵が乾くまで大体30秒ほど待つ)
☆出来る限り隙間が空かないように、完全に絵の中を塗り潰すのがポイントです。又、大きい絵(500円玉以上の大きさ以上)を描いた際、水に浮かばせる時に絵が切れてしまうことがあるので注意して下さい。
2.容器に張った水の中に、絵をそっと端から入れていき、完全に絵が離れたらアルミホイルや下敷きを引き上げます。
3.描いた絵がアルミホイルや下敷きから離れて水にぷかぷか浮かびます。
☆離れないからと左右に動かすと絵が切れてしまう恐れがあります。ピンク、黄、緑、赤、黒、青で実践しましたが赤色、青色が離れやすく絵が浮かび上がりやすかったです。
※色んな魚を作り、自分だけの水族館にしても楽しいかも知れませんね!
他にも、夏野菜でスタンプ遊びやかき氷やシャーベット作り等どんな型なのかどうやって固まっていくのか等親子で楽しめると思います。
②戸外での自然遊び
<乳児>
・お散歩
戸外を歩いたり、まだ、0才児などの歩くことが出来ない子も抱っこやベビーカーに乗って木や草、虫、太陽、風などを感じたり、触ったり、見たりして心が豊かに育つと言われている遊びです。
【遊び方】
・お子様を抱っこして木や葉っぱにタッチ、砂いじりをする(木や葉っぱ、砂に触れることで感触を楽しめます。)
☆誤飲に気を付けて下さい。
・土手や公園で、子どもが気になったところに保護者が付いていく(子どもの探究心や好奇心、身体の発達を促します)
☆遊具や坂など危なくないように注意して下さい。
・虫観察(アリの行列など、何かをじっと見つめるのも立派な遊びの一つです。虫かご類があると更にわくわくして楽しめると思います)
☆見つける際の探索で瓶の破片など落ちていないか、危険物がないかよくチェックして下さい。
※小まめに水分補給をとったり帽子を被ったりして熱中症対策をしながら楽しんで下さいね!
<幼児>
・色水遊び
夏には、朝顔やマリーゴールド等の花が咲き、花びらを使ってどんな色に変化するのか想像しながら楽しむ遊びです。
【準備する物】
・花びら
・花びらを入れる袋
・水
・袋を切る用のはさみ
・色水を入れる容器
【遊び方】
1.花びらを見つけ、集めて袋に入れます。
2.水を入れて色が出るまで揉み込みます。(色が薄ければ花びらを足しましょう)
3.色が出たら袋から花びらが出てこない様に、袋の端を切って、色水をペットボトル等容器に入れて出来上がりです。
※色んな色の色水を作りジュース屋さん等ごっこ遊びも楽しいと思います。又、絵の具などでも楽しめますよ!
大自然のある場所や海などに行くのもいいですが、特別な楽しい場所に行かなくても自然な物は、たくさん身近にあります。近くの公園などでも多くの自然に触れられる所が沢山あります。公園の遊具で遊ぶ事が多い場合は、たまに、遊具以外の物に目を向けさせも良いと思います。「木の葉っぱの色が変わっているね」「アリさんが歩いてるよ」等といった小さな発見を子どもにたくさん体験させることで想像力や発想力を養えます。又、いつも帰る道を少し変えてみたりすると、その中で何かを発見するかも知れませんね。
よろしければ、今年の夏に親子で楽しんでみてくださいね! (保育士 近藤)