• 2021年03月9日 パズル・絵合わせ遊びについて
  • おうちで出来る遊びの1つとしてパズルや絵合わせ遊びがあります。

    種類もたくさんあり子どもから大人まで楽しむことができます。

    なでしこ保育園でもパズルや絵合わせ遊びは人気で、集中して取り組む子ども達の姿が見られます。今回は、パズル・絵合わせ遊びについてお話ししたいと思います。

    パズル・絵合わせ遊びには、いくつかの効果があると言われています。

     

    《創造力を高め、集中力や記憶力を養う》

    1つの絵を完成させるために頭の中で完成図を想像しながら作っていくため、創造力が高まると言われています。また、ピースをはめながら「ここのピースはこの形かな?」というようにイメージする記憶も養うことができます。

     

    《手先の発達に役立つ》

    小さなピースを扱うことで手先も器用になります。手先を使うことで脳に刺激を与え、活性化されると言われています。

     

    《ひらめきや論理的・倫理的な思考が身に付く》

    パズルをしていると「あ!これはここにはめるのか!」とひらめくことがあります。

    パズルは目で見て覚え、そして全体を想像していくことでまとめあげる能力も育むことが出来るそうです。また、何度もピースをはめては違うということを繰り返すように、間違ったピースをはめ込んだ失敗から次はどのようにすれば上手くいくかという倫理的な思考が身に付きます。

     

    どの月齢のお子さまも遊ぶことが出来るパズル・絵合わせ遊びですが、大切なのはお子さまに合ったものを選ぶこと、そして、やりたいようにやらせてあげるということです。1歳半くらいでは、丸、三角、四角など形が合うと箱の中に落ちていく「型はめパズル」も人気があります。2歳では、乗り物や動物などの型に合わせてピースをはめたり、少ないピースでも色々な絵柄を楽しむことが出来る立体パズルもおすすめです。3、4歳くらいになると20ピース、30ピースと成長に合わせて少しずつ難易度を上げていくことも出来ます。この頃は、自分の意思もはっきりしてくるのでどのパズルがいいか一緒に選ぶとやる気アップにも繋がると思います。5歳以上になると、今までやってきたパズルを何度もクリア出来るようになってきます。そうしたらレベルアップのベストタイミングです!

     

    最近では、3Dなどの立体的な物もあるため新鮮で楽しく遊ぶことが出来ると思います。

    また、パズルをしているときは見守ることも大切です。全然違う所にピースを持って行こうとしたり、角のピースを真ん中にはめようとしている姿を見ると、つい「そこじゃないよ」と言ってしまいたくなるとは思いますがそこはグッと我慢し本当に行き詰まっていたら「一緒に考えてみる?」「ここら辺かもしれないよ」と声を掛けたり、出来なくて癇癪を起こし始めたら「出来なくて悔しいね」と気持ちを受け止め代弁することで落ち着きます。

     

    そして、1つの作品を完成させることが出来たら十分に褒めることが大事です。大人になっても褒められると嬉しいように、子どもにとって「褒められる」ということはすごく嬉しいことです。どんどん自分に自信が付き、やりたいという気持ちに繋がります。「頑張ったね!」「パズルで何が出来たのかな?」など親子のコミュ二ケーションも図ることができるでしょう。。

     

    また、画用紙に好きな絵を描き、お子さまの月齢に合わせた大きさやピース数に切り分けるなどご家庭にある身近なものだけでも手作りパズル・絵合わせカードは作ることができます。昨年、今年と保育園ではお誕生日の知育玩具プレゼントにマグフォーマー14ピースを差し上げています。

    室内で遊ぶ機会が増えた今、パズル遊び・絵合わせ遊びを通してお子さまとのコミュニケーションを取りながら楽しい時間をお過ごし下さい。   (保育士 渡邊)