みなさんは家や戸外でお子さんと過ごすとき、どんな遊びをしていますか?
遊びの1つに「ふれあい遊び」があります。ふれあい遊びは、子どもとのコミュニケーションを図るのにぴったりの遊びです。スキンシップは、子どもに安心感を与えるだけではなく、大人も優しい気持ちになったり幸せを感じたりしますよね。こういった安心感や親しみの気持ちは、子どもの心の安定や社会性の発達に必要不可欠です。
では、ふれあい遊びとは何か。親子で遊ぶメリットとはどのようなものがあるのでしょうか?これから、ふれあい遊びのメリットといくつかのふれあい遊びを紹介します。
①子どもの満足感・自己肯定感を満たすことができる・・・遊びの中で「見て!見て!」という欲求が受け入れられると大きな満足感を得ることができます。自分がやったことを知ってもらい、認めてもらう体験を繰り返すことで「自分が受け入れられている、愛されている」という気持ちが芽生えるのです。自分を好きになるということは、自分自身を認め、肯定することにも繋がります。
②他者とのコミュニケーションを学べる・・・子どもの幼児期はひとり遊びから始まり、親子遊び、友達(他者)との遊び‥というふうに発展していきます。親子遊びでは、会話や遊びを通じてコミュニケーションの方法を学ぶことができます。
③他者への信頼感が育つ・・・親子遊びの中では触れ合いも多いでしょう。子どもが抱っこを求めたときに大人が応えていくことで、子どもは安心し、幸福感を得ることができます。こうした体験は、他者へ心を開いて信頼するためにとても大切なことです。
④五感を刺激し、心身の発達に繋がる・・・子どもはふれあい遊びを通じて言葉、体の動かし方、表情、リズム感など様々な力を身に付けます。目や耳だけではなく、におい、触覚なども含めて良い刺激となり、自然と心身の発達が促されるのです。大人が一緒にサポートすることで遊びの世界も広がり、より多くの刺激を得ることができます。
次に、ふれあい遊びの例をご紹介します。
日本の代表的なわらべ歌「いっぽんばしこちょこちょ」は、歌い終わった後に「こちょこちょ!」とくすぐるのが楽しい遊びです。繰り返し遊ぶことで「この後くすぐられる!」という見通しを持てるようになるのでよりドキドキ感を感じられるようになっていきます。その他にも乳児向けに「おいもの天ぷら」「きゅうりができた」や、幼児向けに「ずいずいずっころばし」「おせんべやけたかな」「線路は続くよどこまでも」など様々な種類があります。最近では、動画サイトにも実際のやり方が掲載されていますので調べてみてください。
一緒にふれあい遊びをするときは、子どもが大人の動きを真似できるようにゆっくり・ハッキリした動作で分かりやすいように見せてあげるのがポイントです。軽快なメロディーのものもあるのでノリノリで楽しめると思います♪
今回紹介したふれあい遊びや手遊びは、その場におもちゃがなくても、いつでもどこでも遊ぶことができます。詳しい動作や歌詞など分からないことがありましたらいつでも職員にお声掛け下さい。
また、手遊びは、子どもだけではなく老若男女問わず脳に良い効果があると言われていますので、ぜひ、お子さんと同じ目線で一緒に楽しんでみてくださいね!
(保育士 渡邊)