• 2024年01月4日 「春の七草」
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    あけましておめでとうございます。

     

    1月7日(土)は七草の日です。七草とはせり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろの七種類の草(野菜)のことです。

    この七草の入ったおかゆを食べて、1年の無病息災を願います。七草がゆは消化も良く体も温まるので冬にぴったりの食べ物です。

    七草にはそれぞれに意味があります。

     

    • せり:「競り勝つ」という意味が込められた縁起物。鉄分が多く含まれています。解熱効果・整腸作用など。
    • なずな:「撫でて汚れを取り除く」言う意味。利尿作用・解毒作用など
    • ごぎょう:「御形(仏様)の体」という意味。咳や痰に効果がある。
    • はこべら:「反映がはびこる=繁栄が広がる」という意味。昔から腹痛の薬として使用
    • ほとけのざ:「仏様が落ち着いて座ってらっしゃる」という意味。食欲増進作用
    • すずな:「神を呼ぶ鈴」という意味。胃腸を整え消化を促進
    • すずしろ:「汚れのない清白」という意味。大根のこと。風邪予防など

     

    最近では、七草セットが売られていますので、ご家庭でも試してみて下さい。

    保育園の七草がゆ炊飯器バージョンのレシピをご紹介します。

     

    <材料>

    米          1合

    青い部分入りのネギ  半分

    水          適量

    鶏もも肉(千切り)   300g

    酒          大さじ2

    塩          2つまみ

    鶏ガラスープの素   小さじ2

    ごま油        大さじ1

    しょう油       少々

    七草セット (みじん切り) 1セット

     

    <作り方>

    ①米を洗って炊飯器に入れ、おかゆ用の水分量まで水を入れたら七草以外の材料を入れて炊く。

    ②みじん切りした七草を塩ゆでする。

    ③おかゆが炊けたらすぐに七草を入れて混ぜて、蓋をして5分ほど蒸らして出来上がりです。

    *七草は必ず炊きあがった後に入れて下さい。一緒に炊くと炊飯器が故障するおそれがあります。

     

    お粥は胃腸に負担をかけずに水分と栄養分を体に届けてくれる優れものです。体を温める

    効果もあるため血液やリンパ液の流れがよくなり免疫力アップにつながります。

    発汗効果のあるキムチや梅干し、体を温めてくれるかぼちゃ・いも・大根などを入れると

    より効果が上がります。

    免疫力を高める卵を入れて卵がゆにするのもおすすめです。他にも鮭など魚を

    取り入れるとさらにタンパク質を補うことができます。

     

    お正月で食べ過ぎたとき、寒い日などに暖かいおかゆはいかがですか?

     

    (栄養士 湯浅)