例年にない早さで梅雨が明けましたが、じめじめした日が続き、カラっとした夏が待ち遠しい今日この頃です。
今回は、夜泣きについて触れたいと思いますが、経験した、又は真っ最中というご家庭は少なくないのではないでしょうか?
夜泣きとは、発熱などもなく、お腹は空いておらず、おむつも濡れていないのに赤ちゃんが夜中に突然泣き出し、抱っこをしてあやしてもなかなか泣き止まないことを指します。5ヶ月~2歳頃まで続くとされ、昼間は元気に遊び、寝る前までは機嫌も良かったのに夜中になって急に泣き出し、いろいろ試みても泣き止まないという状態が、この時期の赤ちゃんに多く見受けられます。実感として1歳半くらいが最も夜泣きの日が続くと感じる方が多くいるようで、成長してきた証ではありますが、少し大変な時期でもあります。
夜泣きの原因ははっきりしていませんが、睡眠サイクルが関係し、乳児期はその睡眠サイクルが未熟なため、目が覚めてしまうという説があります。「朝起きて夜眠る」という生活リズムを整え、「昼間はよく遊ばせてお昼寝はほどほどに」というのが対策の1つとしてある様です。また、赤ちゃんは寝言の1つとして泣くこともあるので、すぐに抱き上げるのではなく2~3分様子をみたり、リラックスする音楽を流してみたりすることも良いかと思います。
夜泣きが続くとご家庭の方々、特に育児の中心となる方が睡眠不足になり、心にも余裕がなくなってしまいがちですが、これは成長とともにいつかは落ち着くものです。お仕事や家事育児でお疲れとは思いますが、この時期だけのことと捉えて、周りの人にサポートしてもらいながら乗り越えていきましょう。また、夜泣きは十人十色で、兄弟であっても度合いは異なるものです。他の子と比べるのではなく、その子だけの状態と捉え、ゆったりとした気持ちで向き合ってみてください。保育園でも相談に応じます。
(保育士 大森)